業界における新しいビジネススキームを確立することが使命です。

小笠原初美

私は今、「商品×コンテンツによる新しい付加価値の創造」に取り組んでいます。テレビやメディアのコンテンツをはじめとした情報を、どのように商品に付加して価値を高め、ストーリーを創り上げ、日本を代表する代理店やメーカーの方々と一緒に実際に商品化したり、プロモーションにまで落とし込んでいく作業が中心です。
実はこのプロジェクトは、業界の新しいビジネススキームをつくるという目的でスタートしました。前例がないぶん試行錯誤の連続です。

新しいことへのチャレンジは、やりがいにもつながりますが、プレッシャーも感じています。初めてのことが次から次へと起こる。とても流動的に動かなければいけないので、すごく楽しいんですけど、「また新しいことをやるの?」と毎回ドキドキしています。

私は前職がホテルの販売員だったので、チェーンストアのこともメディアのことも、SNSやITのことも知識が少なく、覚えなければいけないことばかりでした。今も学ぶことばかりですが、ラインズのスタッフだけでなく外部のビジネスパートナーにも助けられながら、仕事をこなしています。とてもありがたい環境だと思っています。

トレンド予想だけではプロジェクトは失敗します。体験から得た感覚を大切にしています。

小笠原初美

仕事で大切にしているのは、そのプロジェクトにかかわる方々が、それぞれ何を考えているのかをしっかり理解することです。この言葉に込められた意図や思いは何なのかを把握しておかないと、プロジェクトは成功しません。
プロジェクトの目的は一つなので、みなさん同じ方向を見ていらっしゃいますが、いろんな意見がある。その中からどれを拾ってカタチにするのかを的確に判断することに力を注いでいます。

消費者のニーズはどんどん変化していきますが、今流行しているものを提案すれば、ただの時代遅れです。だから1歩でも2歩でも先を読む力が求められます。しかし、トレンド予想だけではダメで、その予想を消費者が望むカタチに落とし込めなければ意味がありません。マーケティングとプロモーションは常に一体でなければいけないと、つくづく思います。

販売の仕事をしていたので、売る側の気持ちもある程度理解できます。販売員として売りやすい商品と売りにくい商品や、売れないけれど本当に売りたい商品もあります。販売員だったからこそ、販売員の気持ちにも寄り添えるのが私の数少ない強みだと考えています。根拠となるデータの収集は大事ですが、体感から判断できることも多いし、そのような肌感覚を大切にしたいです。

Q:小笠原さんの休日の過ごし方は?
A:食べることが好きなので、食べ歩きをしています。

仕事上、トレンドを押さえておくのは大事なことなので、情報収集しながら、食べることが好きという趣味の部分も満たしています。本当はあまり行列に並んでまで食べたいとは思わないほうなのですが、これも仕事のためです(笑)。人気店には必ず女性がたくさん訪れているので、いろいろ観察していますね。人気店に行ってみたいと思うようなミーハー心が、マーケッターには必要だと思っています。

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