価格競争だけでは勝てないディスカウントストアに、 「単品販売からテーマ型MDへの脱却」を提案いたします。

現在、私の担当はディスカウントストアです。ディスカウントストアのMDというと「どれだけ安く販売できるか」といった価格面をクローズアップしがちですが、市場動向として価格競争だけでは競合に勝てない状況になってきました。そのため、私は「単品販売からテーマ型MDへの脱却」をテーマに業務に取り組んでいます。
「テーマ型MD」とは、より消費者がイメージしやすいよう、複数の商品に特定のテーマを与えて販売促進を図る手法のこと。3月であれば「引越し」、夏であれば「熱中症対策」など、その時季の消費者に多い行動パターンに合わせたテーマを選定し、それに関連する商品をピックアップして商品の展開・訴求方法を考えていきます。
そのためにはまず、定量的なデータを徹底的に集めて、市場動向を正確に把握しなければなりません。全体的な流れを踏まえたうえで、詳細な提案内容を詰めていくのが主な流れです。現在担当しているクライアント様に対しては、6ヶ月先のMDをご提案しております。
定量的な情報だけでは、価値のある提案はできません。 クライアント様しか知りえない情報をぜひお伝えください。

MDの提案には多大な情報の収集が欠かせませんが、それ以上にカギとなるのは「集めた情報をどのように活かしていくか」です。情報を集めるだけなら、誰にでもできます。膨大な情報を漏れなくダブりなく集め、情報全体を見てロジカルにまとめあげる中で、そこにどのような潮流があるかを見極めることが重要なのです。そうした意味で、私は常に客観的であること、ファクトベースで物事を考えることを心がけています。
また、資料を作成するうえでは、「この情報で、クライアント様に“気づき”や“驚き”を与えられるか」を意識しています。いわゆる「認知度は低いけれど、重要な情報」です。こうした情報には、クライアント様の業績を向上させるヒントやきっかけがあると考えております。
しかし、定量的な情報を集めただけでは、クライアント様に最適なMDを提案することはできません。実際に現場で起こっていることなど、数字では測れない定性的な情報があって初めて、価値のある提案ができるからです。ご相談時には、ぜひ、クライアント様にしか知りえない内部情報・周辺情報も、お伝えいただけると幸いです。
- Q:廣瀬さんの休日の過ごし方は?
A:バイクで出かけたり、赤ワインを飲んだり、自由に過ごしています。
特にやることは決まっていないですね。
バイクに乗ってどこかへ出かけることもあれば、ネットサーフィンだけで一日が終わることもあります。また、家でのんびりお酒を飲むのも好きですね。特に好きなのは赤ワインです。最近はもっぱら日本産ですが、普段はアメリカ産やイタリア産を好んで飲んでいます。